こんにちは。ナスビです。
本試験前は、ただ、覚えるのに必死で
余裕がなく、なぜ、そうなるのかも
じっくりと考えなかったように思えます。
その一つが「包括利益」です。
このごろ、何となくわかった気がします。
「包括利益」とは、ある企業のある期間の財務諸表において
認識された純資産の変動額のうち、
この企業の純資産に対する持分所有者との
直接取引によらない部分、即ち、
資本取引に該当しない部分を意味します。
連結貸借対照表をイメージしてください。
純資産の部は以下のようになっています。
純資産の部
Ⅰ 株主資本
1 資本金 ×××
2 資本剰余金 ×××
3 利益剰余金 ×××
4 自己株式 △×××
株主資本合計 ×××
Ⅱ その他の包括利益累計額
1 その他有価証券評価差額金 ×××
2 繰延ヘッジ損益 ×××
3 為替換算調整勘定 ×××
その他の包括利益累計額合計 ×××
Ⅲ 新株予約権 ×××
Ⅳ 少数株主持分 ×××
純資産合計 ×××
この純資産の部の中の「その他の包括利益」に
表示されている数字に注目すると、
1番の「その他有価証券評価差額金」は、
全部純資産直入法、又は、部分純資産直入法により
計算されたその他有価証券の評価差額金を表示する場所
です。
2番の「繰延ヘッジ損益」も
例えば、国債をその他有価証券として保有している場合、
金利変動による国債の価格変動リスクを
回避(ヘッジ)する為、国債先物取引を利用した結果の
数字です。
3番の「為替換算調整勘定」も在外連結子会社等の
株式の売却による増減などを意味する数字です。
これから考えるとわかるように
「その他の包括利益」とは、
「当該企業の純資産に対する持分所有者との
直接的な取引を通しての数字ではない」
ことがわかると思います。
(資本取引ではないということです)
これらは、又、
当該企業が本業の営業活動によって
獲得した数字ではありません。
それらの数字を表示する区分が
「その他包括利益累計額」として
表示されているのだと
やっと気付きました。
だから「その他有価証券」の評価差額金の
評価方法を「全部純資産直入法」および
「部分純資産直入法」と表現して
全部あるいは、部分的に純資産の部に
表示するんだ~と。
なんか、すっきりした気分です。
なお、包括利益を表示する計算書の形式には、
2計算書方式(連結損益計算書と連結包括利益計算書を作成)
1計算書方式連結損益及び包括利益計算書を作成)
があります。
2011年12月29日 22:57 |個別ページ
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