多品種製品のCVP分析(その2)
こんにちは。ナスビです。
今回は、前回に引き続き、多品種製品のCVP分析の
問題を解きたいと思います。
前回は、販売量の割合を一定とした場合を
考えましたが、今回は、売上高の割合を一定と仮定
した場合について考えたいと思います。
問題
次の製品別の予定損益計算書にもとづいて
各製品別の売上高割合を3:2とした場合の
損益分岐点の売上高を求めましょう。
予定損益計算書
製品A1,000個 製品B1,000個 合計
売上高 100,000(@100) 200,000(@200) 300,000
変動費 50,000(@50) 120,000(@120) 170,000
貢献利益 50,000(@50) 80,000(@80) 130,000
固定費 14,260
営業利益 115,740
貢献利益率 50% 40%
今回のポイントは、
「加重平均貢献利益率」を求めるということです。
売上高割合が3:2なので、
50%×3/5+40%×2/5=46%
よって、損益分岐点の売上高は、
14,260÷46%=31,000
製品A 31,000×3/5=18,600
製品B 31,000×2/5=12,400
答
損益分岐点の売上高は
製品Aが 18,600円
製品Bが 12,400円
となります。
前回の販売量割合が一定とセットで
今回の売上高割合が一定を
理解しましょう。
きっと将来、役に立ちますよ。
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